労働災害・労災補償・過労死

建設業の労災で元請け責任を問われる場合とは?ケース別に弁護士が解説!

文責:福井 大地 Q 当社は建設業を営む会社であり、元請として工事を発注し、他の企業に下請を依頼しています。下請企業が行う作業中の事故によりその従業員が負傷、死亡した場合に、当社は当該下請企業の従業員に対し、何らかの責任を負うのでしょうか。 1 労災発生時の元請のリスクとは? そもそも、下請企業の従... 続きはこちら≫

精神疾患で休職中の従業員が労災申請し、外部労組に加入し、団体交渉となった事例

* 当事務所でよくあるご相談や取り扱い事例です。一部内容はアレンジしております。 【企業概要】  小売業 従業員規模 300名程度 【事案の概要】 精神疾患で休職中の従業員が、他の従業員とのトラブルで外部労組に加入し、外部労組から団体交渉の要求があった事案です。 【当事務所の対応】 当事務所は、会社... 続きはこちら≫

製造業者が注意したい労務のポイントについて弁護士が解説!-雇用・労災におけるポイント-

文責:難波 知子 Q 当社は、製造業者で、国内にいくつか工場を持っています。そこで働く従業員の国籍や雇用形態も様々です。当社のような製造事業者は、労働契約に関しどのようなトラブルが発生し易いのでしょうか。具体的にどのような事態を想定し、どのような点に注意するべきなのか、教えてください。 A 製造業者... 続きはこちら≫

心理的負荷による精神障害の労災認定基準の改正を踏まえた実務上の留意点を弁護士が解説!

文責者:岩出 誠 概要 心理的負荷による精神障害については、「心理的負荷による精神障害の認定基準について」(平23・11・26基発 1226 第1号、令2・5改正、令・8改正。以下「旧精神基準」という)に基づき労災認定が行なわれてきましたが、同認定基準の改正から約12 年が経過する中で、近年の社会情... 続きはこちら≫

合同労組・ユニオンの「ビラ貼り」「ビラ撒き」「街宣活動」に対する会社側の対応方法とは?-弁護士がポイントについて解説!-

文責:石居 茜 1 合同労組の「ビラ貼り」「ビラ撒き」「街宣活動」等とは? (1)合同労組(ユニオン)とは 合同労組(ユニオン)は、外部の労働組合のことで、企業や職場の枠にとらわれることなく個人で加入できる労働組合です。 自社の従業員が合同労組に加入し、その外部労組から団体交渉を申し込まれ、その内容... 続きはこちら≫

【弁護士が解説】カスタマーハラスメントとは?介護業でよくある事例を弁護士が解説!

文責:岩出 誠 概要 ハラスメントの中で、精神障害の労災認定の多さからや労働局の相談等からも注目されているのがカスタマーハラスメント(以下、「カスハラ」という)です。カスハラについては、「事業主が職場における優越的な関係を背景とした言動に起因する問題に関して雇用管理上講ずべき措置等についての指針」(... 続きはこちら≫

従業員がパワハラを主張して弁護士をつけて会社に損害賠償請求をした事案で、請求金額を大幅に減額して示談により解決した事例

* 当事務所でよくあるご相談や取り扱い事例です。一部内容はアレンジしております。 【企業概要】 製造業 従業員規模 500名程度 【事案の概要】 従業員が、弁護士を代理人に立てて、上司からパワハラを受けたと主張して200万円の損害賠償請求をした事案でした。 【当事務所の対応】 当事務所は会社の代理人... 続きはこちら≫

会社側にとって労災認定されるリスクとは?弁護士が解説!

文責:織田 康嗣 1 労働災害が発生したとき 労災には、①高所から転落するような事故型労災と、②過労自殺・過労死のほか、メンタル不調により休業になった場合など、業務上の理由により疾病に罹患した場合の疾病型労災に区分できます。 いずれの場合も、労災認定がなされると、会社側にどのような影響が生じるのか、... 続きはこちら≫

会社側の労災対応~安全配慮義務違反について弁護士が解説~

文責:中野 博和 1 労災保険によるカバー範囲について 業務災害の場合、傷病により療養するときに給付される「療養補償給付」、療養のために労働することができず賃金を受けられないときに給付される「休業補償給付」、傷病が治癒せずに一定期間経過後に一定の障害の状態にあるときに給付される「障害補償給付」、一定... 続きはこちら≫

従業員から労災申請があった際の会社の対応とは?手続きや流れについて弁護士が解説!

文責:難波 知子 労災が起こった場合に会社行うべき対応の流れ まず、労災の問題は、①従業員にケガや疾病、死亡という状態が発生、②従業員が労災申請、③労基署による調査(関係資料の確認、関係者への聴取、事業場の視察等)、④労基署長による支給または、不支給決定、⑤従業員からの民事上の損害賠償請求(交渉、調... 続きはこちら≫